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ピルを飲んだら肌荒れが!肌荒れを起こすピルの種類と4つの対策方法

更新日:
2021.04.26
公開日:
2021.04.26
タグ:
経口避妊薬
ニキビ
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肌荒れ
ホルモン

ピル肌荒れの画像

ピルは避妊効果以外にも肌荒れや生理周期を改善する効果があります。

しかし、ピルを飲み始めると肌が荒れてしまったという方もいるでしょう。

薬剤師である私が、ピルを服用で肌荒れが起こる原因と、ピルによる肌荒れを防ぐ方法などを紹介します。

ピルで肌荒れが起こる?肌荒れを起こす2つの原因

ピル肌荒れの画像

なぜピルを服用すると肌荒れが起こるのでしょうか。

ここではピルにより肌が荒れてしまう原因について説明します。

ピルに含まれている成分が自分に合っていない

低用量ピルは成分別に4つの種類に分けることができる

低用量ピルは4種類あり、低用量ピルが開発された順番から第1世代、第2世代、第3世代、第4世代に分けられます。

世代が新しいからと言って低用量ピルの効果が高くなるわけではありません。

《第1世代》

第1世代の低用量ピルは黄体ホルモン「ノルエチステロン」を配合した薬です。

黄体ホルモンは内分泌液とも言われ、排卵後に体内で増えるホルモンを指します。

妊娠阻止以外にも、ノルエチステロンは経血量の減少や生理痛の緩和などの効果が期待できるでしょう。

第1世代の低用量ピルは配合されている黄体ホルモンの量が多いため、他の低用量ピルに比べると吐き気や頭痛などの副作用が頻繁に出る可能性が高い特徴があります。
《第2世代》

第2世代の低用量ピルは黄体ホルモン「レボノルゲストレル」を配合した薬です。

生理周期のコントロールを行いやすいため、生理不順に悩んでいる方は第2世代の低用量ピルを選択すると良いでしょう。
《第3世代》

第3世代の低用量ピルは黄体ホルモン「デソゲストレル」を配合した薬です。

男性ホルモンを抑制する効果があるため、ニキビや肌荒れの改善が期待できます。
《第4世代》

第4世代の低用量ピルは黄体ホルモン「ドロスピレノン」を配合しており、別名「超低用量ピル」とも呼ばれます。

低用量ピルには黄体ホルモンと卵胞ホルモンが含まれています。

低用量ピルを服用し体内で黄体ホルモンの濃度が高まると、妊娠したときと同じ状態を作ることが可能です。妊娠した状態を作ると排卵を防ぐことができるため、妊娠を阻止できます。

第4世代の低用量ピルは他の低用量ピルに比べるとホルモンの配合量が少ないため、頭痛や吐き気などの副作用が出にくい特徴があります。

副作用が心配という方は第4世代の低用量ピルがおすすめです。

男性ホルモンを活性化させるピルは肌荒れの原因

第1世代の低用量ピルに配合される黄体ホルモン「ノルエチステロン」や、第2世代の低用量ピルに含まれる黄体ホルモン「レボノルゲストレル」は男性ホルモンを活性化させる作用があります。

男性ホルモンは皮脂分泌を促す効果がありますが、皮脂分泌を抑えるホルモンとバランスを取ることで、ニキビや肌荒れを防いでいます。

第1世代や第2世代の低用量ピルを服用すると男性ホルモンが活性化され、体内のホルモンバランスが乱れてしまい、ニキビや肌荒れを引き起こしやすくなるのです。

飲み方が間違っている

低用量ピルは毎日同じ時間帯に飲むことにより効果を発揮します。

ニキビや肌荒れの原因は皮脂分泌を促す男性ホルモンと皮脂分泌を抑えるホルモンバランスが乱れです。

低用量ピルを服用するとホルモンバランスを整えることができますが、飲み忘れが頻繁に続いたり定まった時間に服用できなかったりするとホルモンバランスを整えることができず、ニキビや肌荒れを起こす原因となります。

※ピルの種類について詳しくはこちら

【ピルにはどのような種類がある?使用目的別最適なピルと相場を比較!】

男性ホルモンを活性化させやすいピル

ピル肌荒れの画像

男性ホルモンが活性化するとニキビや肌荒れの原因となることがわかったところで、次に男性ホルモンを活性化させやすいピルを紹介します。

ルナベルULD

ルナベルULDは第1世代の低用量ピルで、男性ホルモンを活性化する「ノルエチステロン」が含まれています。

ルナベルULDに含まれる黄体ホルモンの量は30㎍以下であるため、超低用量ピルに分類されます。

1シート21錠タイプのピルで、21日間続けてピルを服用後に7日間の休薬が必要です。

ルナベルULDには「フリウェルULD」というジェネリック医薬品があり、ルナベルULDと同じ有効成分が含まれているもののルナベルULDより安価で購入することが可能です。

トリキュラーとアンジュ

トリキュラーとアンジュは第2世代の低用量ピルに分類され、男性ホルモンを活性化させる「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンが含まれています。

トリキュラーとアンジュは1シート21錠タイプと28錠タイプ2種類の服用タイプがあり、21錠タイプのピルは21日間続けてピルを服用した後に7日間の休薬が必要です。

28錠タイプのピルは21日間続けて有効成分が配合されている錠剤を服用した後に7日間は有効成分が配合されていない錠剤を服用します。

7日間有効成分がない薬が付いている理由は薬を飲む習慣を維持するためです。飲み忘れが心配な方は28錠タイプのものを選ぶとよいでしょう。

トリキュラーとアンジュにはジェネリック医薬品である「ラベルフィーユ」があり、有効成分は変わらず、トリキュラーやアンジュより安価で購入することができます。

※低用量ピルについて詳しくはこちら

【低用量ピルとは?基礎知識から種類による特徴の違いまで徹底解説】

ピルによる肌荒れを防ぐ4つの対策方法

ノルレボの画像

ここからはピルによる肌荒れを防ぐ方法を4つ紹介します。

自分に合ったピルを選ぶ

服用する目的を明確にし、目的にあった低用量ピルを選択しましょう。

肌荒れが気になったり頭痛や吐き気などの副作用が1ヶ月以上続いたりする場合は服用している低用量ピルが身体に合っていない可能性があるため、早めに病院で相談しましょう。

男性ホルモンを活性化させにくいピルに変更する

第1世代や第2世代の低用量ピルは男性ホルモンを活性化させるホルモンを含むため、ニキビや肌荒れを引き起こしやすい特徴があります。

第3世代と第4世代の低用量ピルは男性ホルモンの活性化を抑えるホルモンが含まれているため、ニキビや肌荒れを改善したいなら第3世代や第4世代の低用量ピルを選びましょう。

正しい服用方法で飲む

低用量ピルは毎日1錠決まった時間に飲まなければなりません。

頻繁に飲み忘れてしまうと、避妊や肌荒れを改善する効果を失う可能性が高くなります。

低用量ピルを服用する時間を決め、携帯のアラーム機能を使うと飲み忘れを防ぐことが可能です。

生活習慣を改善する

ニキビや肌荒れを防ぐには普段の生活習慣の改善も大事です。

ここでは普段から気をつけるべき生活習慣を3つ紹介します。

スキンケア

毎日のスキンケアは自分にあった方法で行うことが大切です。高価な化粧品が必ずしも自分の肌に合っているとは限りません。

化粧品を使用していて、肌荒れや痒みなど肌に異常が見られた場合はすぐに使用をやめましょう。

ストレス

ストレスを感じ自立神経が乱れやすくなると、血行が悪くなり、肌に十分な栄養が届きません。

血行が悪くなり、肌に十分な栄養が届かないと、ニキビや肌荒れにつながりやすくなります。

ストレス解消法を身につけ、ストレスを溜めないように心がけましょう。

睡眠不足

寝ている間には体の中にある古いものを新しいものに入れ替える新陳代謝を行います。

睡眠不足は肌の角質や古い物質が新しいものに変える新陳代謝と妨げなるため、肌の角質や古い物質が蓄積してしまい肌荒れの原因になってしまうのです。

睡眠を充分にとることを心がけましょう。

※ピルの避妊以外の効果について詳しくはこちら

【ピルの効果とは?避妊効果のメカニズムから4つの副効用まで徹底解説】

まとめ

ピル肌荒れの画像

ピルに含まれている成分が自分にあってないことで肌荒れを引き起こすことがあるため、服用する目的を明確にし、目的にあったピルを選択することが大切です。

第1世代や第2世代のピルは男性ホルモンを活性化させる黄体ホルモンが配合されており、肌荒れの原因になるため、第3世代や第4世代のピルを選ぶと良いでしょう。

【監修】前田まあや(薬剤師)

2017年昭和大学薬学部卒業。
みなさまに安全にピルをお使いいただくために、ピルに関する正しい情報をお伝えしていきます。

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