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ノルレボとレボノルゲストレルはどのような関係性?4つの比較と選び方

更新日:
2021.04.26
公開日:
2021.04.22
タグ:
緊急避妊薬
ジェネリック
ノルレボ
後発品
レボノルゲストレル

ノルレボの画像

アフターピルの種類の中にノルレボ錠とレボノルゲストレル錠と呼ばれるものがあります。

アフターピルを選ぶとき、
「ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠は同じもの?」
「ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠どちらを選べばいい?」

など、どちらの薬を選べばよいのか悩むことがあるかもしれません。

この記事では、薬剤師の知識をもとにノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の違いや関係性、選び方について解説します。

ノルレボとレボノルゲストレルの比較

ノルレボの画像

アフターピルについて調べると、病院やクリニックのWebサイトでよく見かけるのが「ノルレボ錠」と「レボノルゲストレル錠」です。

どちらを選べば選べば良いのか分からない方に向けて、ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠について比較しつつ説明していきます。

有効成分と効果

ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の有効成分と効果は同じです。

ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の有効成分と効果についてそれぞれそれぞれ説明します。

有効成分

有効成分はレボノルゲストレルです。

有効成分とは、薬に含まれている成分のなかでも、その薬が目的とする効果をもつ成分のことを指します。

レボノルゲストレルとは黄体ホルモンの1種です。

効果

ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠には、排卵を抑制する作用や受精や受精卵着床を阻害する作用があります。

アフターピルを排卵前に服用した場合は排卵を遅らせることで妊娠を防ぎ、排卵後に服用した場合は、受精卵の子宮内膜への着床をしにくくすることで妊娠を防ぐことができるのです。

さらに精子の侵入や体温の上昇を防ぐことで、受精卵の着床を防ぎます。

これらのレボノルゲストレルの作用によって妊娠阻止が可能です。

服用方法

ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の服用方法は同じで、避妊行為に失敗した後72時間以内に1錠服用することがすることが必要です。

避妊行為に失敗してからの服用が早ければ早いほど妊娠を阻止できる可能性も高まり、反対に服用が遅くなるほど妊娠を阻止できる可能性が低くなってしまいます。

アフターピルが必要になった時は病院を早めに受診し、薬を飲み忘れないよう気をつけましょう。

服用後、もし吐いてしまったら?

ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の副作用には吐き気や嘔吐などがあります。

服用した後に嘔吐してしまった場合、薬が体内に吸収されていない可能性があり、排卵の抑制や受精卵着床を阻害する効果が発揮されず、妊娠の阻止ができない可能性があるのです。

もしアフターピルをを飲んでから2~3時間以内に吐いてしまった場合は、再度アフターピルを服用しなければならない場合が多いため、病院を早めに受診しましょう。

吐き気が心配な方は、吐き気が起こる前に吐き気止めを飲むことで吐き気を抑えることができます。

費用

ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の費用は以下のように異なります。

《費用相場》
・ノルレボ錠:10000円~16000円
・レボノルゲストレル錠:6000円~9000円

同じ有効成分が含まれてまれていて効果も一緒であるにも関わらず費用が異なる理由は、ノルレボ錠は新薬でレボノルゲストレル錠はジェネリック医薬品だからです。

ジェネリック医薬品は、開発費用が新薬と比べて安いことから低価格という特徴があります。

※ジェネリック医薬品については「2.レボノルゲストレルはノルレボのジェネリック医薬品」を確認ください。

副作用

ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の副作用は同じで、吐き気や疲労感、不正出血、頭痛などがあります。

どちらのアフターピルを飲む場合も1錠のみの服用のため、副作用が起こる時間も一時的です。

しかし、用法用量を間違えて服用すると重度の副作用が起きる可能性があるため、服用後に身体に異変を感じた際は、すぐに医師に診てもらいましょう。

※アフターピルについて詳しくはこちら

【アフターピル(緊急避妊薬)とは|確実に妊娠しない?にお答えします】

レボノルゲストレルはノルレボのジェネリック医薬品

ノルレボの画像

レボノルゲストレル錠はノルレボ錠のノルレボのジェネリック医薬品です。

ここでは「「ジェネリック医薬品とはなにか」「レボノルゲストレル錠はどのような薬か」とは何か」「レボノルゲストレル錠はどのような薬か」について説明します。

ジェネリック医薬品とは

薬には「新薬」「ジェネリック医薬品」と呼ばれるものがあります。

新薬とは研究開発によって新しい成分の有効性・安全性が確認され、国からの承認を受けて販売されるようになった医薬品です。

一方ジェネリック医薬品は、新薬と同様の有効成分を使用しているため効き目や安全性が同じであるものの、新薬の特許が切れたあとに厚生労働大臣の承認を受けて、国のルールに基づき製造と販売がされている医薬品を指します。

薬の開発には長い年月と多大な費用がかかるため、開発された新薬に特許を付与することで開発にかかった費用の回収が必要であることから一定の販売価格が設定されていますが、ジェネリック医薬品は開発費用がかからないため、安く手に入れることができるのです。

レボノルゲストレルは2019年に発売された薬

レボノルゲストレル錠は2019年に承認されたジェネリック医薬品です。

レボノルゲストレル錠の使用が可能となったことから、ノルレボ錠しか販売されていなかった2019年以前よりアフターピルを使用する際の経済的ハードルが下がったといえます。

2021年現在、ノルレボ錠のジェネリック医薬品はレボノルゲストレル錠しか存在しません。

個人輸入の通販サイトには日本では認められていないアフターピルが販売されていることがあります。

アフターピルの購入を検討する際に、ノルレボ錠のジェネリックをかたった薬を見つけた場合は、購入しないように気をつけましょう。

※アフターピルの価格相場について詳しくはこちら

【アフターピルの値段はどのくらい?価格相場から購入方法まで徹底解説】

3つのパターン別・ノルレボとレボノルゲストレルどっちを選ぶべき?

ノルレボの画像

ここまで、ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の違いについて説明してきましたが、「ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠、どちらを選べば良いの?」と迷う方もいるでしょう。

ここでは、ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠を選ぶ際のポイントを解説します。

安く手に入れたい

安く手に入れたい場合は、レボノルゲストレル錠を選ぶとよいでしょう。

以下はノルレボ錠とレボノルゲストレル錠の価格相場の比較です。

《価格相場の比較》
・ノルレボ錠:10000円~16000円
・レボノルゲストレル錠:6000円~9000円

ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠では有効成分、効果そして安全性も同じであるため、値段の違いで効果が低下することはありません。

とにかくすぐに欲しい

アフターピルは早く飲むことが重要です。

ノルレボ錠もレボノルゲストレル錠も避妊行為に失敗した後72時間以内に1錠服用しなければならず、服用が遅くなれば遅くなるほど妊娠を阻止できる可能性が低下してしまいます。

そのため、ノルレボ錠とレボノルゲストレル錠のどちらかにこだわらず受診した病院で処方されたアフターピル処方されたアフターピルを服用しましょう。

医師に選んでもらいたい

心疾患や腎疾患、またそれらの既往歴がある方は症状が悪化してしまう恐れがあることや、重篤な肝障害がある方には投与できないなど気をつけなければならない点が多く存在するため、ノルレボ錠かレボノルゲストレル錠のどちらを服用できるかは、専門家である医師の判断に任せましょう。

また、最近ではインターネットでアフターピルが販売されていることもありますが、通販のアフターピルは、個人が海外から輸入している場合や偽物の薬である可能性が高く危険かもしれません。

ピルの個人輸入は法律で禁止されていることや、インターネットで販売されているピルの中には危険なものあるため、これらのアフターピルの購入は控えることをおすすめします。

そもそもノルレボ錠もレボノルゲストレル錠も現時点では市販されておらず、病院を受診しなければ購入することができません。

適切なアフターピルを服用するためにも病院に受診し、医師に選んでもらいましょう。

※アフターピルの特徴について詳しくはこちら

【緊急避妊薬とアフターピルは同じ?他のピルとは何が違う?疑問を解決!】

まとめ

ノルレボの画像

ノルレボ錠もレボノルゲストレル錠も含まれている有効成分や効果は同じです。

ノルレボ錠は比較的相場が高く、レボノルゲストレル錠はでノルレボ錠に比べると安いといった違いがあるものの、どちらを服用しても効果に違いはないため、経済面を重視する場合はレボノルゲストレル錠を選ぶとよいかもしれません。

早めの服用が妊娠を阻止する上で大切なため、必要になった場合は迷わず病院にいきましょう。

【監修】前田まあや(薬剤師)

2017年昭和大学薬学部卒業。
みなさまに安全にピルをお使いいただくために、ピルに関する正しい情報をお伝えしていきます。

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