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ピルの休薬期間に生理が来ないのはなぜ?考えられる3つの原因と対処法

更新日:
2021.04.26
公開日:
2021.04.06
タグ:
避妊
生理
妊娠
経口避妊薬
休薬

ピル生理来ないの画像

ピル服用中の休薬期間に生理が来ないことに不安に感る方もいるでしょう。

薬剤師である私が、ピルの休薬期間中に生理が来ないときの原因や対処法を詳しくお話しします。

「休薬期間って何?」「休薬期間中に生理が来なくて不安・・」という方は、この記事を読んで疑問を解消しましょう。

休薬期間に生理が来ない!休薬期間とはどういうもの?

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まずはじめにピルの休薬期間について説明します。

そもそも休薬期間とは

休薬期間はホルモンが含まれているピルを服用しない期間です。

低用量ピルは1シートで1周期となっており、1シートの錠数が21錠のものと28錠のものがあります。

どちらのタイプのピルであっても休薬期間は7日間であり、ホルモンの含まれているピルが21日分となっているのです。

《タイプ別の服用方法》
・1シートが21錠のタイプ

21日間ピルの服用を続けた後、7日間の間隔をあけて次のシートへ移行する。

・1シートが28錠のタイプ
28日間ピルの服用を続けた後間隔をあけずに次のシートへ移行する。

どちらのタイプのピルであっても休薬期間は7日間であり、ホルモンの含まれているピルが21日分となっているのです。

実は1シートが28錠タイプの最後の7日分の錠剤には有効成分が含まれていません。

これはピルを飲む習慣付けや飲み忘れ防止のための薬で『偽薬』と呼ばれています。

偽薬の期間は休薬期間となるため、この期間にピルを飲み忘れても問題はありません。

休薬期間中には、ピルから供給されていたホルモンがなくなるため、子宮内膜の増幅が止まり剥がれ落ちることで出血が起こります。

生理とピルの服用中に起こる出血は仕組みは違うため、休薬期間中の出血は「消退出血」と呼ばれ厳密には生理ではありません。

休薬期間に生理が来ないこともある

ピルの休薬期間中に必ず出血が起こるとは限りません。

ピルを服用しているとピルの作用により通常の生理よりも出血が少なくなるため、人によっては出血がないということもあるのです。

ピルにより100%避妊できるとは限らないため、出血が見られない場合の妊娠の可能性はゼロとは限りません。

服用時間のずれや飲み忘れなどピルの服用方法に問題があれば、ピルによる避妊効果が薄れてしまい、妊娠する可能性があります。

他にも、多のう胞性卵巣症候群や甲状腺障害など病気が原因で休薬期間中に出血がみられないこともあるため、不安を感じた時は病院を受診しましょう。

※ピルの基礎知識について詳しくはこちら

【ピルとは?初めてでも安心!正しい服用方法と起こりうる4つの副作用】

休薬期間に生理が来ない時に考えられる3つの原因

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生理が休薬期間中に来ない時に考えられる3つの原因を紹介します。

出血が少なく気づかなかった

個人差はありますが、ピルを服用していると通常の生理と比較して出血量が減少する傾向があります。

ピルに含まれるホルモンには子宮内膜が厚くなることを抑える効果があるため、剥がれ落ちる子宮内膜が減少するからです。

「出血がみられなかった」ということも人によってはありうることで、「出血量が少なく生理に気づかなかった」ということもあります。

妊娠している

ピルを服用していても、妊娠する可能性がなくなるわけではありません。

ピルは決まった時間に1日1錠飲み続けることで効果を発揮するため、飲み忘れてしまうとピルの避妊効果は低くなってしまいます。

また、体調不良や下痢などでピルの成分が身体に吸収されない場合も避妊効果は低くなるのです。

正しく服用して身体にピルの成分が吸収されていたとしても、ピルの避妊効果は100%ではないため、妊娠してしまうこともあります。

妊娠をしていると生理が来ないため、妊娠はピルを服用しているのに生理が来ない原因のひとつです。

長期服用により身体が慣れた

ピルを長期間服用していると、身体がピルに含まれる成分に慣れるため、出血が少なくなることがあります。

出血が少なくなった結果、生理のような出血がみられないということもごくまれに見られるのです。

長期服用により身体が慣れたため、出血量が少なく生理が来ない感じることもあります。

※ピルが生理に与える影響について詳しくはこちら

【ピルが生理に与える影響とは?4つの疑問Q&Aと服用するピルの種類】

休薬期間に生理が来なったら?とるべき3つの対処法

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休薬期間に生理が来なくて不安な時、なにをしたらいいのでしょうか。

休薬期間に生理が来ないときは、これからお話しする3つの対処法を行ってみましょう。

ストレスを感じないように気を付ける

ストレスはホルモンバランスに大きな影響を与えます。

生理が来ないことに不安になって焦ってしまうこともあると思いますが、焦ることが余計にストレスとなってしまい生理がさらに遅れてしまうこともあるのです。

そのため、生理が来なくても焦らずに一度落ち着いて今までの生理が遅れたときとの違いや、何日ぐらい遅れているのかを冷静に考えましょう。

冷静になることで、ストレスが減り生理が来ることもあります。

妊娠検査薬を使う

ピル服用中、特に2シート以上連続で、出血がみられなかったときは妊娠している可能性が高いかもしれません。

妊娠5週目にあたる生理予定日から1週間後のタイミングであれば、妊娠しているか調べるために妊娠検査薬を使いましょう。

妊娠検査薬は使用するタイミングが大事

妊娠検査薬を使うタイミングが早すぎると、妊娠をしていても陰性反応が出る場合があります。

hCGは妊娠検査薬で妊娠の判断をするときに使い、hCGとは受精卵が着床すると排出されるようになるホルモンのひとつです。

hCGが尿から検出されるのが妊娠4週目以降であり、正しくhCGを検出できるようになるのが妊娠5週目以降となるのが一般的な妊娠検査薬の特徴となっています。

10週目にhCGの分泌量がピークとなるため、生理が来なくなってから日があいてしまうと妊娠検査薬を使用することはできません。

また、hCGの検出感度が一般的な妊娠検査薬よりも高い「早期妊娠検査薬」というものもあり、早期妊娠検査薬では生理予定日の3〜4日前でも妊娠の有無を知ることができます。

病院へ行く

休薬期間中に出血が見られず、心配な場合は早めに病院に行きましょう。

そもそも、ピルを正しく服用していれば出血が見られないということはとても珍しいことです。

多のう胞性卵巣症候群や甲状腺障害など病気が原因で、出血が見られないということも考えられます。

病院を受診する時期が遅くなってしまうと、妊娠していた場合は出産する選択肢しかなかったり、病気の場合は早期治療ができずに症状が進行してしまうことがあります。

婦人科系の病気は早く発見すればするほど完治できる可能性が高いため、早めに病院を受診しましょう。

※ピルの避妊効果について詳しくはこちら

【正しい知識をつけよう!ピルに避妊効果がある理由と服用時の注意点】

まとめ

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休薬期間中に出血がみられないことに、不安を感じてしまうことがあるかもしれません。

しかし、出血がみられないときはなにか理由があり、その理由に合わせた対処法があります。

「いつもと違う」と思ったら、早めに病院を受診しましょう。

【監修】前田まあや(薬剤師)

2017年昭和大学薬学部卒業。
みなさまに安全にピルをお使いいただくために、ピルに関する正しい情報をお伝えしていきます。

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