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ピルの副作用はどういうものがある?6つの主な症状と4つの対策方法

更新日:
2021.02.08
公開日:
2020.12.24
タグ:
副作用
リスク
デメリット
不正出血
吐き気

ピル副作用の画像

「ピルを服用してみたいけど、副作用が心配」
「ピルの副作用ってどんなものがあるの?」
「副作用を予防することはできる?」

など、ピルの副作用について不安を持つ人もいるでしょう。

今回はピルの服用の原因や対策について、詳しく解説します。

ピルの副作用はなぜ起こる?その原因とは

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副作用が起きる原因について解説していきます。

薬の副作用ってそもそも何?

副作用と聞くと「身体にとって良くない作用」のように感じる方もいるでしょう。

副作用とは「主作用以外の作用」のことを指します。

たとえば風邪薬であれば、「咳止め・くしゃみや鼻水を止める」が主作用となり、「眠気」が主作用以外の作用となるため、副作用と位置づけられるのです。

しかし副作用は身体にとって良くない作用とは言い切れません。

ピルに限らず、どの薬においても副作用はあり、その症状もさまざまです。

ピルの副作用が起こる原因とは?

ピルは婦人科系の病気や生理不順の改善、避妊などの目的で処方されるホルモン剤です。

用法用量を守ることによって、体内のホルモンバランスを維持してくれる働きがあります。

しかしピルを服用することによって、体内のホルモンバランスが大きく変化するため、副作用が出やすくなるのです。

ホルモンバランスが崩れることで起きる症状はさまざまで、吐き気・嘔吐・乳房の張り・不正出血・頭痛・眠気・無月経などがあります。

※ピルの効果について詳しくはこちら

【ピルの効果とは?避妊効果のメカニズムから4つの副作用まで徹底解説】

ピル服用で見られる6つの副作用

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ピルを服用することによって、実際にはどのような副作用が現れるのでしょうか。

ピルの副作用はなぜ起こるのかについて解説します。

吐き気

ピルを服用することによって現れる副作用のなかでも、吐き気は現れやすい症状のひとつです。

軽いつわりのような吐き気を感じる方がほとんどで、ごくまれに吐いてしまう方がいます。

ピルの副作用による吐き気の原因は、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類のホルモンによるものです。

まずエストロゲンによって嘔吐中枢神経が刺激され、吐き気が起こるといわれています。

またプロゲステロンを含むピルでは、一時的に低血糖になるため中枢神経が刺激され、吐き気を催してしまうのです。

そしてピルの苦手意識から吐き気を感じる方も少なくありません。

これは身体の拒否反応の一部のため、リラックスした気持ちで服用することも大切です。

ピルの吐き気の副作用は飲み初めに起こることが多いので、ピルを初めて服用するときや休薬期間明けに服用するときは気をつけましょう。

頭痛

頭痛が起こる原因にも、体内のホルモンバランスの一時的な変化が挙げられます。

ホルモンバランスが崩れることによって、自律神経が乱れ、頭痛へとつながるのです。

またピルの休薬期間中は、ホルモンが一時的に減少するため、ほかの生体を維持するホルモンに影響し、頭痛が起きやすくなります。

多くの方が3カ月ほどで、副作用が治まってくると言われています。

生活リズムを改善することによって副作用が軽減しやすくなるとの報告もあるため、規則正しい生活を心がけましょう。

乳房の張り感

ピルに含まれるホルモンは、どちらも胸の発達に関係するホルモンのため、ピルを服用することによって胸の張りが副作用として現れやすくなります。

ほとんどの場合は2~3カ月ほどで、副作用が軽減すると言われています。

もしあまりにも症状が酷い場合は医療機関を受診しましょう。

ニキビ、体毛の増加

ピルの種類によっては男性ホルモンを活性させてしまうものがあります。

男性ホルモンは肌をべたつかせたり、体毛を増加させてしまう働きがあります。

このような副作用が心配な場合は男性ホルモンの活性を抑えるピルを選びましょう。

一方で、ピルはホルモンバランスの乱れによってできたニキビの治療に有効とも言われています。

ピルを飲むことによって、ニキビの原因となる皮脂を発生させる男性ホルモンを抑える働きがあるためです。

血栓症

ピルを服用することによって起きる重篤な副作用の1つに、血栓症があります。

血栓症とは血液が塊となって、血管を詰まらせてしまう病気です。

詰まる血管の部位によって病名は変わり、脳の血管であれば脳梗塞、心臓であれば心筋梗塞になります。

血栓症はピルを服用後3カ月以内にもっとも多く発症しやすいと言われています。

激しい頭痛、胸痛、腹痛、下肢痛、舌のもつれ、視野狭窄などの症状が現れたときは、ただちに服用を中止し、医療機関を受診しましょう。

BMIが30以上の肥満気味の方、年齢が40歳以上の方、座ったままの姿勢でいる時間が長い方は、ピルを服用することによって、血栓症を発症しやすいといわれています。

ピルを服用する際は、じゅうぶんな注意が必要です。

そして35歳以上で1日15本以上喫煙する方、30分以上の手術を予定している方は手術前4週間と術後2週間はピルを服用できません。

喫煙している方は、禁煙や減煙から始めましょう。

不正出血

ピルを服用することによって、体内のホルモンバランスが崩れることが不正出血の原因です。

ホルモンバランスが崩れることで、生理時の出血がうまく排出されずに、のちに不正出血となって排出される場合もあります。

飲み始めてから3カ月ほどは、身体が薬に慣れていないため、不正出血が起きやすいと言われています。

ピルを飲み始めて3ヶ月以内であれば、不正出血があっても様子をみていいでしょう。

しかしあまりにも出血が止まらない場合や、出血の色や量に不安を感じるときは医療機関を受診し、相談することをおすすめします。

※ピルが生理に与える影響について詳しくはこちら

【ピルが生理に与える影響とは?4つの疑問Q&Aと服用するピルの種類】

ピルの種類が違うと副作用に違いはあるのか解説!

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ピルにはいくつか種類がありますが、それぞれ副作用に違いはあるのでしょうか。

もし違いがあるのであれば、少しでも副作用のリスクが低いものを選びたいですよね。

次はピルの種類によって、副作用に違いがあるのか見ていきましょう。

低用量ピル

低用量ピルを服用することで見られる主な副作用は、吐き気、頭痛、乳房の張り、むくみなどとなっているので、PMSに似た症状です。

また人によっては、不正出血が起こることもあるでしょう。

低用量ピルによって副作用が起こる可能性は、ホルモンバランスの変化が関係してくるため、ホルモン含有量が多い中用量ピルより低くなります。

そしてホルモンの量がさらに少ない超低用量ピルはもっと副作用が起きにくいと言われているのです。

およそ2~3カ月服用を続けることで低用量ピルの服用によって起こる副作用は収まっていくでしょう。

中用量ピル

低用量ピルと同様に頭痛や吐き気の副作用があります。

しかし低用量ピルよりもホルモンの含有量が高いため、副作用が起きやすく、かつ強く出る可能性が高まります。

そのため中用量ピルは、アフターピルとしての使用のほかに、月経の周期をずらす目的で使用されることが多いです。

アフターピル

アフターピルの副作用には、吐き気、嘔吐、頭痛、乳房の張り、不正出血、倦怠感、傾眠、胃腸障害などがあります。

特に多く見られる副作用は、吐き気や嘔吐です。

個人差はありますが、副作用がまったくないケースもあります。

アフターピルは、ピルの中でももっとも副作用が起こりにくいといえます。

またアフターピルは他のピルと違って、服用し続けるわけではないため、副作用が出る期間は短く、およそ1日以内で収まる場合が多いです。

そのため身体への負担ももっとも小さいといえるでしょう。

※ピルの種類ごとの使用目的について詳しくはこちら

【ピルにはどのような種類がある?使用目的別最適なピルと相場を比較!】

副作用を抑えるには?4つの対策方法を試してみよう

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ピルの副作用について解説してきましたが、適切な対策を取ればピルの服用による副作用を予防することもできます。

次は副作用を起きにくくするための予防策についてみていきます。

副作用が起こる前に薬の服用をする

ピルの副作用が起こる前に、症状に合った薬を飲むことでつらい副作用を予防することができます。

たとえば、副作用が吐き気の場合は酔い止めを、頭痛の場合は痛み止めを飲むことで対応することが可能です。

しかしピルと一緒に服用することで、ピルの効果を下げてしまう薬もあるため、ピルと副作用を予防する薬の組み合わせには注意が必要になります。

心配な場合は事前に医師や薬剤師に相談しましょう。

空腹時の服用を避ける

空腹時にピルを服用すると、副作用が出やすくなります。

そのため早朝や就寝前などは避け、副作用が起こりにくい時間帯に服用しましょう。

夕食後に服用する習慣をつけておくと、飲み忘れをしにくくなるのでおすすめです。

ピルの種類を変更する

副作用が強い場合は、選んだピルが身体に合っていないために副作用が起きている場合があります。

あまりにもつらい場合は、ピルの種類を変更してみましょう。

ピルの効果は変わらず、種類だけを変更することも可能です。

ピルの主成分は同じでも、添加物が違う薬もあります。

薬の効果に満足していても、副作用が辛い場合は、医療機関で相談することがおすすめです。

身体を動かし、こまめな水分摂取を心がける

重篤な副作用のひとつである血栓症を予防するためにも、水分をこまめに接種するようにしましょう。

体内で水分が不足すると、血液がドロドロとした状態となってしまうため、血栓が起きやすくなってしまいます。

そのため毎日1.5L~2Lほどの水分を摂取するようにしましょう。

特に血栓は起床後から午前中に起きやすいため、寝起きにコップ1杯の水を飲むことがおすすめです。

また水分をこまめに摂取することによって、血流がよくなりむくみの改善・予防にもつながります。

むくみもピルの副作用となることがあるため、こまめに水分を摂取していきましょう。

※ピル服用によるデメリットの噂の真相について詳しくはこちら

【ピル5つのデメリット|太る?妊娠に影響?癌になる?のウソ・ホント】

まとめ

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ピルは生理不順・生理痛や望まない妊娠を防ぐために、大きな役割があるといえます。

しかし副作用が心配で飲むことを避けている女性もいるのではないでしょうか。

副作用について正しく理解し、副作用に対処する方法を知ることによって、ピルとうまく付き合っていくことができます。

副作用が怖くてピルを服用できなかった方は、一度医療機関を受診して、ピルの服用について相談してみてはいかがでしょうか。

【監修】前田まあや(薬剤師)

2017年昭和大学薬学部卒業。
みなさまに安全にピルをお使いいただくために、ピルに関する正しい情報をお伝えしていきます。

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