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ピルをやめた後いつ生理が来る?来ない時の2つの原因と生理への影響

更新日:
2021.05.14
公開日:
2021.05.14
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生理不順
生理痛
生理
妊娠
低用量ピル

ピル止めた後生理の画像

避妊や生理痛軽減、子宮内膜症の治療のためなどさまざまな目的でピルは服用されています。

しかし、妊娠や症状緩和によりピルの服用を中止した後、次に生理がいつ来るのか不安に感じている人も少なくありません。

この記事ではピルの服用をやめた後生理が来るタイミングや生理が再開されないときの主な原因、ピル中止後の生理の変化や妊娠について薬剤師である私が解説します。

ピルをやめた後いつ生理が来る?

ピル止めた後生理の画像

まずはピルの服用をやめた後、どのタイミングで生理が再開するのかを説明します。

生理が来るタイミングは個人差がある

まず、ピル服用をやめた後自然に再開される生理は、ピル服用前の月経周期によってかなりの個人差があることを知っておきましょう。

ピルの服用を突然中止したことによりその反動ですぐに生理が再開する人もいますが、ピルを服用する前から生理不順の症状があった人は生理の再開が遅くなることもあります。

ピルの服用をやめた後の生理の再開タイミングは個人差があるため、すぐに生理が再開しなくても焦らず様子をみることが大切です。

一般的には3カ月以内に再開する

ピルの服用期間に限らずピルの服用をやめた後3カ月以内に自然な生理が再開する人がほとんどで、人によって1~2か月後には自然な生理が再開することもあります。

服用を中止してから3カ月たっても生理が再開しない場合は、妊娠している場合や子宮に炎症などが起こっている場合があるため、早めに医師に相談しましょう。

※ピルが生理に与える影響について詳しくはこちら

【ピルが生理に与える影響とは?4つの疑問Q&Aと服用するピルの種類】

ピルをやめた後に生理が来ない時の2つの原因

ピル止めた後生理の画像

ピルの服用をやめてしばらく経っても生理が再開されない時に考えられる2つの原因について説明します。

生理不順

ピルを服用している期間は女性ホルモンを安定的に取り入れることができ、ホルモンバランスが整うことにより生理の周期がコントールできるため、月経周期の安定が見られる場合が多いです。

しかしピル服用以前から生理不順の症状があった場合、ピルの服用をやめるとピル服用前の状態に戻ってしまうことで、再び生理不順になってしまうことがあります。

また、ピルの服用を途中でやめると安定していたホルモンバランスが乱れてしまうため、生理以外の出血である不正出血が起きる可能性も高くなってしまうのです。

不正出血が起きた場合とピルを控えるようになってから3カ月経っても生理が来ないときは、早めに病院を受診しましょう。

妊娠

ピル服用中や中止後に行った性行為が原因で妊娠し生理が来ない場合もあります。

ピルを避妊目的で服用する方も多いですがピル服用による避妊率は100%ではないため、ピルを服用しても妊娠する可能性もあるのです。

妊娠すると平熱よりも高い体温が続いたり、倦怠感や吐き気が起きたりします。

妊娠の心当たりや症状がみられるときや、ピルの服用をやめてから3カ月過ぎても生理が来ないときは妊娠している場合があるため、生理予定日から1週間経った頃を目安に妊娠検査薬を使用しましょう。

妊娠検査薬では妊娠の有無がわからないこともあるため、妊娠しているか不安な人は病院で妊娠検査をしてもらうようにしてください。

※ピルの避妊効果について詳しくはこちら

【正しい知識をつけよう!ピルに避妊効果がある理由と服用時の注意点】

ピルをやめた後に起こる生理の変化

ピル止めた後生理の画像

ピルを服用している間とピルをやめた後では生理に変化が起きることがあります。

ピル服用しなくなった後の生理の変化について知っておきましょう。

生理痛が起こりやすい

生理痛は、子宮の収縮させて子宮内膜を血液とともに剥がし落とす働きを持つ「プロスタグランジン」という物質の分泌によって起こります。

ピルを服用することで、ピルに含まれているホルモン成分が「プロスタグランジン」の分泌を抑えてくれるため、生理中の痛みを減らすことが可能です。

しかしピルの服用を中止すると「プロスタグランジン」が平常通り分泌され、ピル服用前に起こっていた生理痛が復活してしまうことがあります。

ピル服用中と比べて生理痛が酷くなったと感じる場合の多くは、ピルによる生理痛緩和の効能が切れたことが原因です。

経血量が多くなりやすい

ピルが「プロスタグランジン」の働きを抑えてくれると、生理中の経血量が減るという効果があります。

経血量を減らす目的や生理日数を短くする目的にピルを服用している人もいるでしょう。

ピルの服用をやめるとことで経血量を減少させる効果も切れてしまうため、経血量が元に戻り、ピル服用前に経血量が多かった人はピルの服用中と比べて多くなったと感じることがあります。

PMSが起こりやすい

PMS(premenstrual syndrome)は月経前症候群とも呼ばれていて、月経前の1~2週間から起こり生理とともに消失する身体的、精神的な症状のことを指します。

症状の例としては頭痛や関節痛、いらいらや不安感、抑うつ気分になるなどがありますが、ピル服用の副作用によってこれらの症状が軽減されることが多いです。

ピルの服用によって抑えられていたPMSは、ピルの服用をやめることで症状が再開することがあるため、注意が必要です。

※ピルの生理痛への効果について詳しくはこちら

【ピルは生理痛に効果があるの?みんなが知りたい4つの疑問を解決!】

ピルをやめた後妊娠はできる?どのくらいで可能?

アフターピルの画像

「ピルを飲むと妊娠しにくくなるのではないか」と心配している人もいるでしょう。

ピルの服用をやめた後子供を授かることは可能なのか、妊娠したい場合はピルの服用をやめた後どのくらい経過後に妊娠できるようになるのかを説明します。

ピルをやめた後妊娠はできる

ピルの避妊に効果のある成分が服用中止後に体内に残ることはないため、ピルの服用期間の長さに関係なく、ピルの服用をやめた後の妊娠に影響が出ることはほとんどありません。

ピル服用を中止して1年が経った女性の妊娠率は81~90%と、ピルを飲んだことのない女性の妊娠率と大差ないという結果があります。

※参照【経口避妊薬(OC)の安全性についてのとりまとめ】

ピルの服用を中止した後にも問題なく妊娠が可能であると言えるでしょう。

ピルには避妊効果があるため、ピルの服用を中止した後も影響が出るのではと懸念する人も少なくありませんが、ピルの服用によって希望しない妊娠を防ぐことができれば、中絶手術による合併症のリスクをなくし赤ちゃんを授かりやすいコンディションを保つことが可能です。

ピルをやめてどのくらい経てば妊娠できる?

ピルの服薬をやめた後、自然な生理が確認できれば通常の月経のサイクルに戻るため妊娠が可能になります。

ピルを飲まなくなった後の生理再開には個人差がみられますが、ほとんどの場合ピルの服用中止後3カ月以内に生理が再開するため、2~3カ月後には妊娠できる身体に戻っていることが多いです。

ピル中止半年後の妊娠する確率は妊娠したことのない未経産婦で68%、妊娠したことのある人は79%という数字が出ており、ピル服用終了後1年の妊娠する確率は未経産婦は81%、経産婦は90%と、ピルの服用をやめてからの期間が長いほど妊娠する確率が高い結果になっています。

※参照【経口避妊薬(OC)の安全性についてのとりまとめ】

ただピルの服用を中止したからといって妊娠する確率が上がるわけではなく、あくまでピルの服用前の妊娠率に戻るということに注意してください。

※ピルのデメリットについて詳しくはこちら

【ピル5つのデメリット|太る?妊娠に影響?癌になる?のウソ・ホント】

まとめ

ピル止めた後生理の画像

ピルを服用をやめた後に自然な生理が来るタイミングには個人差があり、生理不順が原因で遅れることもあるため焦らず様子を見ましょう。

3カ月経っても生理が再開されないときは妊娠や子宮内膜炎が起きていることが考えられるため早めに病院へ行くことがおすすめです。

この記事を読んでピルの服用を中止した後の生理に関する不安解消に役立ててくださいね。

【監修】前田まあや(薬剤師)

2017年昭和大学薬学部卒業。
みなさまに安全にピルをお使いいただくために、ピルに関する正しい情報をお伝えしていきます。

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