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ピルを生理の時以外に飲み始める2つの方法と飲み忘れを防ぐ2つの方法

更新日:
2021.05.10
公開日:
2021.05.10
タグ:
生理
避妊薬
服用方法
飲み始め
妊娠阻止

飲み始め生理以外の画像

「生理が始まったのにピルを飲み忘れてしまった」
「飲み始めるタイミングが生理以外だととよくないことがある?」

など、ピルの服用タイミングに不安を感じてしまうことがあるかもしれません。

ピルを生理中以外に飲み始める方法と飲み忘れを防ぐ方法について薬剤師である私が解説します。

2つの目的別・ピルを飲み始めるタイミングと生理以外に飲み始める2つの方法

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ピルを服用するタイミングはピルを服用する目的によって変わります。

まずはじめに避妊と月経移動の目的別に服用タイミングについてみていきましょう。

(1)避妊目的の場合

避妊することが目的の場合は、生理の初日に飲み始めるのがおすすめです。

ピルの飲み始めが生理日の初日となれば、服用日であるその日から避妊効果を期待することができます。

生理日の初日とは、生理が始まってから24時間以内のことです。

生理日の初日以外に飲み始める場合は、生理初日から7日以内に服用することで、服用開始の2週間後から避妊効果を期待することができます。

ピルには1シートが21錠のものと28錠のものがあり、この7錠の差は、ピルを服用しない休薬期間中に「偽薬」という有効成分が配合されていない錠剤が含まれているかの違いです。

このシートの錠数によって2シート目以降の飲み方が異なります。

《錠数別|2シート目以降の飲み方》
・1シートが21錠の場合

2シート目以降の飲み始めは1シート飲み終わったら間をあけずに次のシートの服用を開始する

・1シートが28錠の場合
2シート目以降の飲み始めは休薬期間の7日間をあけてから次のシートの服用を開始する

(2)月経移動目的の場合

生理日を移行する目的で処方されるピルは、中用量ピルと低用量ピルの2種類があります。

生理を遅らせたい時は中用量ピルを処方されることが多く、生理を早めたい時は低用量ピルが処方されるのが一般的です。

中用量ピルと低用量ピルのどちらでも、生理日の移行に使用できます。

しかし中用量ピルは低用量ピルよりも吐き気やだるさなどの辛い副作用が出やすい傾向があるため、特に生理を早めたい時には低用量ピルが処方されることが多いのです。

《中用量ピルを服用する場合》
・生理の開始日を早めたいとき

早めたい生理周期のひとつ前の生理日の初日から5日目以内から最低10日間服用し、服用を中止した後2~3日後に生理が起こる

・生理の開始日を遅らせたいとき
生理予定日の5日前から服用し、生理を起こしたくない日まで服用を続けて、服用を中止した2~3日後に生理が起こる
《低用量ピルを服用する場合》
・生理の開始日を早めたいとき
生理開始の初日からピルを飲み始めて、最低14日間服用し、服用を中止した後2~3日後に生理が起こる

1日だけの服用で月経移動することはできず、10~14錠服用する必要があるため、余裕を持って病院を受診しましょう。

生理以外のタイミングで飲み始める方法

(1)クイックスタート

「クイックスタート」とは、生理日に関係なく、ピルの飲み始める方法です。

クイックスタートの避妊効果は、ピルを飲み始めてから7日後以降になるため、ピルを飲み始めからの7日間はコンドームなどのピル以外の避妊方法を取ることが必要となります。

生理不順で次の生理がいつおこるか分からない方にとくにおすすめの飲み方です。

クイックスタートでピルを飲み始めるには「妊娠していない」という条件が必要なため、確実に妊娠をしていなことを判断するために前回の生理から「性行為がない」ことを条件にしている場合があります。

(2)サンデースタート

「サンデースタート」は生理開始日の週の日曜日からピルを飲み始める方法です。

生理の開始日が日曜日の場合は、その日から服用を開始します。

サンデースタートでは、生理日が月曜日から金曜日になることが多く、週末に生理がかぶることが少ないため、週末に予定を組みやすいのがメリットです。

サンデースタートのの避妊効果も飲み始めてから7日以降になるため、その7日間は、コンドームを始めとしたピル以外の避妊法が必要となります。

※生理を早める方法について詳しくはこちら

【生理を早めるピルとは?知っておきたい飲み方と嬉しい3つのメリット】

ピルを生理以外に飲み始める3つのリスク

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ここからは、生理以外にピルを飲み始める3つのリスクについて説明します。

確実な避妊効果が得られない可能性がある

ピルは生理開始の1日目に服用を開始すれば卵胞がほとんど成長していないため、妊娠する可能性はほぼないと考えられています。

避妊が目的でピルを服用している場合は、飲み忘れてから24時間を過ぎてしまうと避妊効果が低くなってしまうため、できる限り早めに服用することが重要です。

また、飲み始めだけではなく2シート目以降でもピルを飲み忘れてしまうと、避妊効果を得ることは難しくなることも知っておきましょう。

避妊効果が現れるタイミングが遅くなる

生理開始日にピルを飲み始めた場合は、その日から避妊効果が期待できますが、生理開始日以外の日から飲み始めた場合は服用開始直後には避妊効果を期待できません。

特に、サンデースタートやクイックスタートの飲み方では飲み始めてから7日間は避妊効果が期待できないため、コンドームを始めとした他の避妊方法と併用する必要があるのです。

月経移動に失敗することがある

ピルを服用する目的が月経移動の場合は、生理開始日から10~14日以上の服用をすることで月経を移動させることができますが、生理開始日から飲み始めなければ月経移動に失敗する可能性は高くなります。

また、生理を早めたいときにはずらしたい生理の前の生理からピルを服用する必要があるため、早めに医師へ相談することが大切です。

※※ピルのデメリットについて詳しくはこちら

【ピル5つのデメリット|太る?妊娠に影響?癌になる?のウソ・ホント】

ピルの飲み忘れを防ぐ2つの方法

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ピルを服用中や服用を検討していると「ピルを飲み忘れるかもしれない」という不安もあるでしょう。

ここからは、飲み忘れを防ぐ2つの方法を紹介します。

携帯電話のカレンダーやアラーム機能を使う

ピルの飲み忘れを防ぐために携帯電話のカレンダーの通知機能やアラーム機能を使えば、ピルの飲み忘れを防ぐことができるためおすすめです。

また、カレンダーやアラームのアプリの中にはピルの服用に特化したものもあり、何日目か教えてくれるものや生理中の体調を記録できるものもあるため、上手に活用しましょう。

飲み忘れ防止の薬が入ったタイプのピルを選ぶ

ピルには、1シートが21錠のものと28錠のものがあります。

この21錠と28錠の7錠の差は、休薬期間に有効成分が含まれていない偽薬が含まれているかどうかです。

28錠タイプのものでは、偽薬が含まれているため、次のシートの飲み始めが遅れるのを防ぐことができるうえ、飲む習慣が途切れることがありません。

そのため、飲み忘れが心配な人は休薬期間中の偽薬がある1シートが28錠のピルがおすすめです。

正しい服用方法で飲む

低用量ピルは毎日1錠決まった時間に飲まなければなりません。

頻繁に飲み忘れてしまうと、避妊や肌荒れを改善する効果を失う可能性が高くなります。

低用量ピルを服用する時間を決め、携帯のアラーム機能を使うと飲み忘れを防ぐことが可能です。

※※ピルの効果について詳しくはこちら

【ピルの効果とは?避妊効果のメカニズムから4つの副効用まで徹底解説】

まとめ

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ピルの飲み始めを生理開始日にしないと、避妊効果に影響が出てしまいます。

ピルは毎日同じ時間に服用する必要があるため、飲み忘れを防ぐために携帯電話のカレンダーの通知機能やアラーム機能、または偽薬が含まれるピルを活用し、確実に効果が得られるように気をつけましょう。

【監修】前田まあや(薬剤師)

2017年昭和大学薬学部卒業。
みなさまに安全にピルをお使いいただくために、ピルに関する正しい情報をお伝えしていきます。

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